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家の損傷の無料調査と火災保険を使った修理

相談者:60歳代 男性 無職

ターゲット 一般・高齢者

相談内容

自宅のポストに「家の損傷を無料で調査します」とA社のチラシが入っていた。電話をかけるとすぐに調査員が家にきて「損傷があれば火災保険を使って無料で修繕できる。調査は無料」と説明されたので見てもらった。その結果「屋根の瓦がずれているので修理したほうが良い」と言われ、契約している火災保険会社に見積書を出して、火災保険金を請求するよう勧められた。言われるままに書類にサインをし、保険会社に保険金の請求をした。その後、保険会社から先日の台風による損害に対して保険金を支払うと連絡があった。知り合いの工務店に修理を頼もうとしたら、A社が「うちが指定する業者に修理を依頼しない場合は、解約料として支払われる保険金の3割を請求する」と言ってきた。後で確認すると、サインをした書類は住宅修理工事契約書で、解約料についての説明があった。保険金の3割も支払わなければならないのか。

対処方法とアドバイス

A社は、家の修理を請け負うことを目的として「家の損傷を無料で調査します」と言ってきたことがわかります。火災保険金が支払われるかどうかは保険会社が査定し決定することで、A社が最初から火災保険で修理ができると勧誘するのは問題です。老朽化で損傷した場合には火災保険は支払われません。老朽化での損傷なのに自然災害で損傷したようにして火災保険を請求すると、保険会社に対する詐欺行為に加担することになりかねません。
合理的な根拠の説明もなく、3割の解約料を支払うという契約は消費者契約法の不当条項に当たる可能性があります。また、訪問販売での契約であれば、特定商取引法で定められた契約書面の交付義務があり、クーリング・オフの適用もあります。すぐに消費生活センターに相談してください。

(最終更新日 平成27年2月16日)

一般的な住宅総合火災保険の補償

★火災・落雷・破裂・爆発(ガス漏れなどによる破裂・爆発などの損害を補償)
★風災・ひょう・雪災(風、ひょう、雪などによる損害を補償)
★水災(台風や集中豪雨による水災(床上浸水等)の損害を補償)
★盗難(盗難による盗取や損傷・汚損などの損害を補償)
★水ぬれ(給排水設備の事故や他人の戸室で生じた事故に伴う漏水による水ぬれ損害を補償)

関係法令や参考サイト

国民生活センター
「火災保険が使える」と誘う住宅修理契約トラブルに注意!
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen137.html
一般社団法人日本損害保険協会
住宅の修理に関するトラブルにご注意
http://www.sonpo.or.jp/news/caution/syuri.html