相談事例検索

賃貸マンションを探しているが、退去時のトラブルを避けるための注意点を知りたい

相談者:60歳代 女性 無職

ターゲット 若者・一般

相談内容

高齢の親の世話をするため、実家の近くで賃貸マンションを探している。契約期間が長くなることも考えられるが、退去時のトラブルを避けるには、契約時どんなことに気をつけたらよいか。

対処方法とアドバイス

契約書の内容を充分に確認・理解しておくことが大切です。特約がある場合、不当な条項でなければ有効ですので、特約の内容もよく確認しましょう。退去時の原状回復については、国土交通省の『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』を参考にしましょう。
賃貸人、賃借人、不動産屋が入居時に室内の状況を確認して、記録を残しておくとトラブルの解決に役立ちます。またガイドラインの「入居時・退去時の確認チェックリスト」を活用したり、写真も撮っておくとよいでしょう。

(最終更新日 平成27年2月16日)

賃借人に不利な特約

賃借人がその内容を理解し、契約内容に合意している場合は有効です。原状回復に関する賃借人に不利な内容の特約が有効とされるには、以下3つの要件を満たす必要があると解されています。
①特約の必要性があり、かつ、暴利的でないなどの客観的、合理的理由があること
②賃借人が特約によって通常の原状回復義務を超えた修繕等の義務を負うことについて認識していること
③賃借人が特約による義務負担の意思表示をしていること。

「入居時・退去時の確認チェックリスト」とは

各部屋ごとに天井、壁、床、ドア、設備などの損耗や交換年月日、現況について記載できる書面です。入居時、退去時に賃貸人・賃借人の双方で部屋および部位ごとに確認して記入していきます。設備機器や給排水の状態は実際に使用してみないと分かりません。すぐに使用しない機器でもスイッチを入れて動作確認をします。点検・確認した場合は日付、双方の署名・捺印をして保管します。法的な強制力はありませんが、原状回復のトラブル防止には有効な手段となります。

入居時に賃貸人や不動産屋の立会いはなかったが

立会いがない場合でも、キズ・汚損等があれば、その旨を賃貸人や不動産屋に告げて、日付入りの写真をとりチェックリストに添付して保存しておきましょう。自分が付けたキズや汚れでないことの有力な証拠になります。

すでにエアコンが故障していた。賃貸人は前居住者のもので、修繕義務はないというが

賃貸人が、「重要事項説明書にもエアコンがあると記載していない」と主張しても、賃貸人の所有物です。建物に付属していた設備に故障などの不具合がある場合、賃貸人には修繕義務があります。