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着物の訪問購入を頼んだのに貴金属を買い取られた

相談者:70歳代 女性 無職

ターゲット 一般・高齢者

相談内容

1週間前、「ご不用の着物、高価買い取り」というチラシを見て電話をし、着物を買い取りに来てほしいと頼んだ。2日後に買い取り業者が家に来て、着物は値段がつかないと言い貴金属を出すように言われて見せた。あっという間に貴金属を袋に入れて3万円で買い取りと言われ、思わず3万円と書面を受け取ったら、すぐに業者が帰ってしまった。着物は買い取ってもらえていない。貴金属を返してもらえないか。

対処方法とアドバイス

訪問購入としてクーリング・オフができることを伝え、通知を書いて特定記録郵便や簡易書留で発送するよう助言しました。併せてセンターから買い取り業者に連絡し、クーリング・オフするので買い取った物品の転売をしないよう求めました。その後貴金属と3万円を交換したことを確認しました。
店舗等以外の場所で買い取り業者が物品を購入することを「訪問購入」といい、特定商取引法で規制されています。消費者は、法律で決められた書面を受け取った日から8日間はクーリング・オフができ、クーリング・オフ期間内は物品の引き渡しを拒むことができます。
買い取り業者は、訪問購入を求めていない消費者を勧誘してはならず、訪問購入に先立って事業者名や購入する物品の種類を告げなくてはいけません。さらに、物品の引き渡しを拒めることを消費者に告げる義務や契約書面の交付義務、引き渡し先にクーリング・オフされる期間等について通知する義務、クーリング・オフ期間内に第三者へ引き渡した時はいつどこに引き渡したか等につき消費者へ通知する義務も課せられています。
訪問購入では、自動車、家具、大型家電、本やCD,有価証券などは適用除外で、物品が対象ですので不動産も対象にはなりません。消費者が自宅で買い取りを求めた場合も適用除外となっていますが、この事例のように予定していない物品を買い取られた場合はクーリング・オフが可能です。
 訪問購入を行う買い取り業者は、古物営業法の規制も受けます。各都道府県の公安委員会から古物商としての許可を得て、行商の届け出をしていないと訪問購入はできません。訪問の際は行商従業者証を携帯し、1万円以上の買い取りをする際は売主の本人確認が義務付けられています。訪問を受けた時には、行商従業者証の提示を求めましょう。
何を買い取られたのかわからない、違う物品が返却された、など、解決が難しいケースもあります。お困りの際は早めに消費生活センターにご相談ください。

(最終更新日 平成27年2月19日)