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婦人コートをクリーニングに出したら毛が抜けた

相談者:50歳代 女性 家事従事者

ターゲット 一般

相談内容

2年前に3万円で購入したウールのコートをクリーニングに出した。受取り後確認すると、前身ごろの毛が部分的に抜けてしまい風合いも悪くなり着用できない状態になってしまった。クリーニング店はミスを認め、賠償金として15,000円を払うと提示してきているが、妥当な金額なのか。 また、店から「賠償をした場合は、コートは返すことはできない」といわれたが、着用できないとしても思い出のあるコートなので返して欲しい。

対処方法とアドバイス

クリーニング店がミスを認めクリーニングによる事故が明らかなので、クリーニング事故賠償基準で賠償されます。
この基準によると、2年前に購入したウールのコートの賠償額は、
「平均使用年数は4年、補償割合表24~28カ月未満、使用状況からB級52%」
3万円(再取得価格)×52%(補償割合)=15,600円(補償額)になります。
「クリーニング業者が洗たく物の価値の全部について賠償金を支払った場合、その事故物品の所有権は、被害者からクリーニング業者へ移ることになる」とされています。
コートの返却を希望する場合は、「店側が賠償金の支払いと同時に事故物品を被害者に引き渡すときは、被害者の同意を得て賠償額の一部をカットすることができる」と定められていますので、両者で合意した金額で引き渡しを受けることができます。コートを返却してもらいたい場合は、上記金額を参考にしてクリーニング店と金額について話し合いをするように助言しました。

クリーニング事故賠償基準は、クリーニング業界団体が定めた賠償基準ですが、クリーニング事故を解決するための標準的な考え方として幅広く利用されています。
クリーニング店を選ぶ場合は料金の安さだけではなく、技術が高いか、対応は適切か等、総合的に判断しましょう。
全国クリーニング生活衛生同業組合連合会の加盟店(LDマークの店)や厚生労働大臣が認可したクリーニング店(Sマークの店)の確認をしましょう。

(最終更新日 平成27年2月11日)