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新築分譲マンションの売買契約を解除した。手付金は返してもらえないか

相談者:40歳代 男性 給与生活者

ターゲット 一般

相談内容

1週間前、不動産屋の事務所で、重要事項の説明を受けた後、新築分譲マンションの売買契約書にサインして手付金200万円を支払った。昨日、転勤の辞令があり、不動産屋に解約を申し出たら「自己都合の解約なので手付金は返金しない」と言われた。手付金は返してもらえないか。

対処方法とアドバイス

本来契約は守るべきもので、契約成立後に解除する場合は他に方法がないか充分な検討が必要です。契約後の解除方法として、
①クーリング・オフによる解除
②手付放棄による解除
③契約書に記載されたローン利用特約等の条件に基づく解除
④契約違反による解除
⑤消費者契約法による契約の取消し
⑥瑕疵担保責任による解除 などがあります。
今回の場合は不動産屋の主張どおり、②手付金を放棄して解除することになります。
売買契約において、買主から売主に交付された手付金は原則として解約手付と考えられます。解約手付の考え方は、「買主は既に支払った手付金を放棄することにより、売買契約を解除することができる」ので、手付金は放棄することになり、売買契約を解除しても手付金の返還を求めることはできません。売主が所有権移転登記の申請を行うなどの行為(履行の着手)をする前であれば、買主は手付金を放棄して契約を解除できます。

(最終更新日 平成27年2月15日)

手付のない契約は危険

手付金なしで契約することがまれにありますが、契約を解除することになった場合、手付放棄による解除ができず違約金が発生します。「手付金が不要」と安易に契約をすることは危険です。