ペットボトルのお茶を買ったら 中身が少ない・・・!

更新日:2017年10月26日

食品

平成28年度

相談内容

ペットボトル入りのお茶を友人からもらったところ、ペットボトルが縮んでおり中身の量が表示より少ない。中身の少ないものを不当に販売しているのではないか、調査してほしい。

テスト結果

現況

相談者から、内容量の少ないというペットボトル2本と、正常なペットボトル1本が持ち込まれました。
目視で見ても、問題の商品は明らかに小さいことが確認できました。

調査

問題のペットボトルの内容量を測定したところ、374mlであり、表示容量の500mlと比べ、75%の容量しかありませんでした。

季節が冬場で寒いこともあり、加熱された可能性があるため、ペットボトルのお茶を加熱して、その変化の様子を調査することとしました。

そこで、比較品として他銘柄のペットボトルも用意し、当センター所有の恒温恒湿機にて、中身のお茶を80℃まで加熱し容積を測定したところ、銘柄に差異はなく、同様の状況が再現できました。

結果

調査の結果、相談者の友人がお茶を温めて持参したため、ペットボトルが縮んで内容積が減ったものと分かりました。念のため友人に確認してもらったところ、温めたことが確認できました。
普通のペットボトルは温めると縮む特性があるため、キャップを締めたまま電子レンジややかん等で温めるとペットボトルが収縮しようとし、キャップを開けた瞬間に熱湯が噴き出し、火傷を負う可能性があります。
ペットボトル飲料は、温めないように気を付けましょう。

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