電動アシスト自転車のバッテリーが古くなったので、事業者に依頼して大容量のものに交換したが、フル充電できなくなってしまった。

更新日:2023年3月9日

電化製品

令和3年度

相談内容

電動アシスト自転車バッテリーの「リフレッシュ・セル交換」を専門店に依頼して、バッテリーの容量アップを行った(以前より、中身は大容量のバッテリーとなった)。ところが、交換前よりも走行できる時間は短く、満充電できていないようだ。原因を教えてほしい。

テスト結果

現況確認

(1)電動アシスト自転車は、10年前に購入。
現在、この製品に搭載されていたバッテリー、および互換性のあるバッテリーは販売していない。
(2)「リフレッシュ・セル交換」後も、以前から使用していいた充電器をそのまま使用。

相談結果

「リフレッシュ・セル交換」をしたため、バッテリー自体は大容量になっているにもかかわらず、低用量の時から使用していた充電器を使用していたため、バッテリーや充電器に負荷がかかっていた。発熱し満充電できない状態が続いており、繰り返し充電すると発火の危険性もあった。確認すると、充電制御基板を流用していたので適正な充電管理は難しいと思われた。純正ではないバッテリー(電池)と適さない充電器の組み合わせは危険だと説明した。

論評

電動アシスト自転車バッテリーの「リフレッシュ・セル交換」は改造にあたります。充電して繰り返し使うバッテリーは適合する専用の充電器を使うことが推奨されます。発火などの事故発生時に、保証も難しくなります。必ず、取り扱い説明書を確認して、正しく使用するように注意しましょう。

ハッピーからのアドバイス

家庭用電気製品には設計上の標準使用期間があります。製品事故を未然に防止するために、安全・安心に使用できる期間を過ぎた製品は、買い替えを検討しましょう。

ページの上部へページの上部へ