製品に関する苦情・相談事例

革のバッグにカビが付いていた。除去方法と保管方法を知りたい

衣料品平成21年度

十数年前、お土産で貰った上等の皮革のトートバッグを、納戸で保管していた。先日バッグにカビのような物が付いているのに気がついた。納戸は割と乾燥している場所なので、不思議に思った。カビならば、除去方法と今後の保管方法などを知りたい。

観察

  • (1)トートバッグの、荷物を入れて持つと膨らむ部分(写真1の○の部分)にカビのような物が付いていました。

写真1

  • (2)顕微鏡で検鏡(5倍)したところ、菌糸らしい物(写真2)が見えました。

写真2

  • (3)更に採取して顕微鏡で検鏡(100倍)したところ、胞子も確認できたので(写真3)、白い物がカビであると判定しました。

写真3

除去方法

汚れの付きやすい所に付いていましたが、少量で軽いカビでしたので、
  1. 水拭きでほとんど取ることができました。
  2. さらに、薄めた中性洗剤を含ませた布で、変色しないことを確かめてから拭いたら、カビを完全に取ることが出来ました(写真4)。

写真4

保管方法

繊維製品の汚れた部分が虫食いに遭うことが多いように、皮革製品も汚れた部分にカビが生えやすくなります。

皮革製品を使用したら、汚れやシミを取り除いて陰干しし、全体を乾拭(からぶ)きしてから保管しましょう。
また、
  • ・コートやブレザーなどは、袖口付近、腹の部分、胸元辺りに汚れが付きやすい
  • ・鞄や靴などは、全体的に汚れが付きやすい
ので、靴クリーナーのような皮革用クリーナーで丁寧に拭いておくと安心です。なお、保管する場所は、低温で乾燥した場所、または、風通しのいい場所に置くのが安全です。天気のいい日中に、タンスや靴箱を、時々開放するとよいでしょう。

梅雨明け頃に行われた「土用の虫干し」は、湿気が多い日本において、住居や衣類を湿気から守る日本古来の生活術です。

ハッピーくんからのアドバイス

取扱方法が書いてあるよ

革製衣料の表示 雑貨工業品品質表示規定の例