スーパーで購入したイクラを食べたところ、口の中に硬い皮が残って飲み込めない。

更新日:2015年3月16日

食品

平成15年度

テスト結果

テストの結果

苦情品で、1.白濁試験、2.カタラーゼ反応試験、3.ニンヒドリン反応試験を行った結果、すべて陽性となり多糖類のアルギン酸から作られる人造イクラではありませんでした。
鮭の卵であるイクラは、産卵直前になると卵が成熟して皮が硬くなるので、食べたとき、皮が口の中に残り違和感を生じることがあります。

注)

〈白濁試験〉
加熱すると皮のタンパク質が変性して、白くなることを利用して、タンパク質かどうか確かめます。

〈カタラーゼ反応試験〉
生物の細胞は「カタラーゼ」という酵素を含むものがあります。
これを含んだ細胞へ過酸化水素水を加えると、酵素の作用で多数の気泡が発生します。
このことを利用して、本物のイクラかどうか確かめます。

〈ニンヒドリン反応試験〉
ニンヒドリン試薬は、アミノ酸と反応して青色となります。
タンパク質はアミノ酸でつくられています。
従って青色となれば、イクラは本物となります。

ページの上部へページの上部へ