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下取りに出した車に走行キロメーターの巻き戻し(改ざん)があった

相談者:30歳代 女性 給与生活者

ターゲット 若者・一般

相談内容

2ヶ月前に新車を購入し、手持ちの中古の車を下取りに出した。下取価格は40万円だった。1ヵ月後、下取りした新車の販売店(以下「事業者」という。)から「下取車はメーターの巻き戻しがあった。下取りできない。」と連絡があった。契約書面を交わし、契約は完了しているのに納得できない。

対処方法とアドバイス

走行キロメーターの巻き戻しは不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)、不正競争防止法などの違反にあたり、排除命令や罰則の対象になります。
走行キロメーターの巻き戻しが事実なら、事業者は下取り車の購入契約に対して錯誤無効を主張できます。契約が完了していても遡って初めから契約は無かったとことになります。相談者としてもその下取車を販売した中古車販売店に対して、錯誤無効、又は消費者契約法(不実告知)による取消などが主張出来ます。なお、取消ができるのは契約したときから5年以内です。
相談者には、事業者から巻き戻しの証拠書類を取り寄せ、中古車販売店と交渉するようにと助言しました。併せて専門的な相談窓口として一般社団法人自動車公正取引協議会を紹介しました。
しかし、事業者が査定時や入庫後に十分に走行キロ数をチェックしていれば今回のトラブルを防げたとも考えられます。下取りできないという事業者に、専門家としての落ち度を主張して交渉することもできます。

(最終更新日 平成27年2月12日)

購入にあたって

・展示車のプライスボード(価格表示用紙)の走行距離数欄の表示やメーターの走行キロを確認し、
 年式や車両の品質と比べて違和感がないかチェックしましょう。
・走行距離数に関する書類(定期点検記録簿、車検証等)が備え付けられている販売店を選び、疑問が
 あればその理由を確認しましょう。
・「走行メーター管理システム」を導入している販売店では、過去のデータからチェックできます。

※「走行メーター管理システム」…過去にオークションに出品された際の走行キロ数が日本オートオーク
  ション協議会によりデータ化されたもの。各地区の日本自動車査定協会支所及び中古車販売協会支所
  で受付(手数料有、現車を持ち込み)
 「消費者トラブル対応マニュアル(中古車編)」(社)自動車公正取引協議会発行 より